乳幼児相談室 オンライン療育
道内で乳幼児相談室がある聾学校は6校だけです。そのため校区が広くて「聾学校に行くために2時間以上も運転しています。」という家庭も珍しくありません。
帯広聾学校では遠方に住んでいる家庭を対象にオンラインでの療育を行っています。担当者と家庭に加えて保護者同士をオンラインで繋いで子育てや離乳食、お子さんとの関わり方などについての保護者同士の交流も行っています。
この日は0歳児のママから「最近、後追いが始まってきました。姿が見えないとすごく泣くんです・・・先輩ママはこの時期どうしていましたか?」という質問があって、先輩ママは「分かる分かる!姿が見えないと泣くよね。その時期はトイレのドアも全開にして、声を出しながらママの存在を子どもに伝えていたよ。」といった経験談が伝えられていました。
またオンラインだと部屋の様子も見えますので、先輩ママからは「外出が難しい時にリビングで子どもと2人きりになるとしんどくなるよね・・・。」と経験者だから分かる言葉をかけていました。その言葉に静かにうなずく後輩ママの姿が印象的でした。
※本校の乳幼児相談室では対面の療育とオンラインの療育を組み合わせて行っています。